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Meraki MSのVirtual Stackingは、冗長化構成の機能ではなく、ポート一括設定のための機能

概要

Meraki MSシリーズでは、Stackと名のつく機能にVirtual Stackingがあります。 Virtual Stackingはスイッチのポートを一括的に設定を行うための操作方法を改善する機能となります。

Stackの名がつく機能だと、Cisco CatalystのStackWiseのような物理的な冗長化を行うための機能を連想するかもしれませんが、Virtual Stackingは冗長化の機能ではありません。

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Virtual Stacking

Virtual Stackingを用いた操作方法の例

  1. メニュー: Switch > Switchports よりMSシリーズのポートの設定画面を表示します。

  2. 下記の参考画面では、Search 欄を活用してスイッチ 2台の 25-28 のアップリンク ポートを範囲選択しています。 ポートを選択後は Edit ボタンを押します。

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    Virtual Stackingの設定例 #1

  3. Switch / Port に設定対象のポートが表示されます。後は通常通りに設定するだけです。
    一括設定の特性上、設定対象ポートを誤るとサービス影響が大きくなる可能性があるため、細心の注意を払ってください。

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    Virtual Stackingの設定例 #2

具体的な活用例としては、「無線APが接続するポートに、給電のためのPoEの有効化や、SSIDに紐づけるVLANをAllowed VLANに設定する。」ような役割が同一なポートを一括設定するシナリオが考えられます。

冗長化のためのPhysical StakingとFlexible Stacking

補足ですが、物理冗長化のための機能にはPhysical StakingとFlexible Stackingがあります。

  • Physical Staking
    専用のスタッキング ケーブルを用いて冗長化を行います。

  • Flexible Stacking
    スタッキング専用ではなくネットワーク用のポートを用いて冗長化を行います。

物理的な冗長化を行うためのPhysical StakingとFlexible Stackingの機能はモデルによって対応可否がある点と、 Virtual Stackingと混同しないように意識した上で製品選定を行う必要があります。

関連ドキュメント

www.cisco.com

documentation.meraki.com