Meraki MTシリーズの5台分の無償ライセンスが2021年12月頃2020年12月頃に提供されました。
筆者は無償ライセンスを活用する前提で、MT10を購入したので参考程度に記録を残しておきます。
筆者がMT10を購入した時期と、本記事の執筆時期は2021年12月になります。
目次
無償ライセンスに関する情報源
無償ライセンスの情報源は、FAQのドキュメントに記述があります。
MT Frequently Asked Questions - Cisco Meraki
https://documentation.meraki.com/MT/MT_General_Articles/MT_Frequently_Asked_Questions#How_does_licensing_work.3F
How does the free licensing work? Similar to the free MV Sense licenses, Meraki provides 5 free licenses for MT Sensors to all (new and existing) organizations and these licenses do not expire. Note that these licenses cannot be transferred to another organization in either Co-term or PDL model.
実際にMTシリーズの無償ライセンスがMeraki Dashboardに表示されている様子を掲載します。
MTシリーズの実際の購入
MTシリーズには用途に合わせたモデルがありますが、筆者は温湿度 (温度 & 湿度)センサーであるMT10を通販サイトの日永堂より購入しました。 見積もりを取らずに価格を確認できる点で、筆者はよく日永堂を利用しております。 無償ライセンスを使用する前提であったため、ライセンスを明示的に無しにして購入しました。
Meraki MT10 Indoor Temperature and Humidity Sensor | ネットワーク機器専門オンラインショップ【日永堂】
https://www.nichieido.jp/product_detail.php?uid=8h34iSLsbABBNwmf
注意点として、MTシリーズはMeraki Cloudと通信するにあたり、GatewayとなるMRやMVシリーズの対応モデルが必要となります。
古すぎるモデルだと、そもそもMTシリーズの接続に対応していなかったり、対応Firmwareへのアップグレードが必要となるので注意してください。
筆者はMR33 (Wifi 5 Wave 2 AP)を所持しているので、対応Firmwareへのアップグレードを行ってMT10を接続しました。
また、MRやMVとはBluetooth Low Energy (BLE)を用いるため、電波が届く距離に設置できるかを意識しておく必要があります。
MTシリーズは5台分の無償ライセンスを使えるため運用コストを抑えられますが、 接続先のMRやMVシリーズのライセンスは継続的に必要になってくるため、Merakiにベンダー ロックインされる可能性がある点に留意してください。
無償ライセンスの割り当て
実際にMT10に無償ライセンスを割り当てると下記のような表示となります。
MT10の画面
Meraki Dashboardへ登録すると下記のようにセンサーの一覧画面に表示されます。
MT10は、温度 (Temperature)と湿度 (Humidity)をDashboard上から確認できます。
最後に
MTシリーズはIoT機器の分類で用途や機能が限定されていますが、その限定されている中でも、最大限にどのような活用方法ができるかの情報を得たかったので無償ライセンスの提供に合わせて購入しました。 筆者は自宅にある検証機器の発熱が気になっているので、一先ずは今後の夏場の温度変化の記録に活用しようと考えています。