概要
MerakiのSNMP Trapは、Meraki CloudからアラートがTrapとして発報されます。Merakiデバイスではなく、Meraki Cloudである点に留意してください。
SNMP Trapで発砲されるアラートの内容は、メニュー: Network-wide > Alerts
の各種アラートとなります。
また、MerakiでSNMP Trapを有効化するにはサポートへの依頼が必要になります。
本記事ではSNMP Trapを扱いますが、Merakiの監視には活用可能な方法がいくつかあるので、
ドキュメント: Meraki Device Reporting - Syslog, SNMP, and API
の Choosing a Reporting Method
セクションを適宜参照して最適なものを選んでください。
MerakiにはSNMP Pollingの設定もあるため、Trapの設定と混同しないように注意してください。
設定方法
サポートへCaseをOpenして、SNMP Trapの有効化依頼を行ってください。
メニュー:
Network-wide > Alerts
のSNMP traps
にSNMP Managerの情報を設定します。
メニュー:
Network-wide > Alerts
のDefault recipients
(アラート全体での指定) もしくは特定アラートのadditional recipients
(各アラートの個別での指定) に、文字列のsnmp
を指定します。
適宜、
Send test trap
ボタンを押下して、SNMP ManagerでTrapが受信できるか確認してください。
SNMP Trapの送信元IPアドレスの確認
SNMP Trapを有効化すると、Firewall information
に SNMP traps
の項目が表示されるので、SNMP Manager側で送信元IPアドレスを制限する際の参考にしてください。
Firewall information
は、メニュー: Help > Firewall info
から確認できます。
Organization毎に通信要件の表示が変わる可能性があるため、必ず導入先OrganizationのMeraki Dashboardで確認してください。
監視設計での留意事項
SNMP Trapと言うと即時性をイメージされるかもしれませんが、Merakiデバイスがダウンしたと見なされる時間はMX, MS, MRの主要シリーズで最短 5分になります。
よって、検知内容によってはAlertsの設定にSNMP Trapの発報時間が依存する可能性がある点を留意してください。
そのため、極力短い時間での障害検知が必要な場合は、Merakiデバイスに対するICMP監視などを検討してください。
関連ドキュメント
- ドキュメント:
SNMP Overview and Configuration
のSNMP Traps
セクションを参照してください。
documentation.meraki.com