ThousandEyesのテスト情報には、メーカー自らによって共有/提供されているものがあり、Unit消費がなく利用できます。
有名所のサービスへのテスト情報が公開されているため、(通信経路上に依存しないような)全世界のサービス利用者に共通する障害情報などを検知する使い道が考えられます。
また、長期間のデータが蓄積されているので、検証時の情報源としたり、顧客や役員へのプレゼンテーションに用いるDashboardを作るために活用もできます。
ただし、会社や社員の自宅から行った通信の情報ではなく、あくまでもThousandEyes社によって共有/提供されているテスト情報である点は留意してください。
例えば、会社の執務エリアからMicrosoft 365への通信品質に問題がある場合は、執務エリアの端末にEndpoint Agentを導入したり、Enterprise Agentが導入されているRaspberry Piをフロア スイッチに接続するなどの検討が必要になります。
設定方法
メニュー:
Sharing > Shared by ThousandEyes
から任意の項目を有効化します。筆者の場合は、検索ボックスで対象を絞ってから
Microsoft Office 365 Login
を選択しました。メニュー:
Cloud & Enterprise Agents > Views
を表示してCurrent Test
から先ほどの項目を選択します。