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Meraki MRの無線ネットワーク情報を外部公開する設定 (Public status page)

Meraki MRには無線ネットワークに関わる情報を外部に公開するための Public status page と呼ばれる設定があります。
利用用途の一例としては、公衆無線LANサービスの利用者向けに、無線APの情報を提供するような活用法が考えられます。

Meraki社が公開しているPublic Status Page

設定方法

Public status page はNetwork単位で設定する必要があります。また、Network typeがWirelessもしくはCombined hardwareのNetworkで設定できます。

設定箇所は、メニュー: Network-wide > General を開いて Status & APIs セクションの Public status page にあります。

Status & APIs セクションの Public status page 設定

設定値は3パターンあります。

設定値 挙動
Disabled: don't share any information about this network 情報を公開しません。デフォルトの設定です。
Enabled, but hide geographic locations 情報を公開しますが、地理的な情報は隠します。
Enabled 地理的な情報を含めて公開します。

Public status pageEnabled, but hide geographic locations もしくは Enabled に指定すると、Network handle の設定が表示されます。

Network handle の設定では公開用URLの一部をカスタマイズできます。他のMeraki環境 (他のOrganization)を含めて一意な文字列にする必要があります。

Network handle の設定と Public status URL

設定値によって情報の公開粒度が若干変化します。認証情報が必要なくPublicに公開されるので、不用意な有効化は避けてください。

Enabled, but hide geographic locations 選択時の Public status page

Enabled 選択時の Public status page

公開の判断に関して

防犯上の理由で公開すべきではない施設を、誤って公開しないように注意してください。

無線AP (Meraki MR)への接続端末数で人の出入りなどが推察される可能性があるため、位置情報の機密性だけでなく防犯的な面でも公開して問題ないかを確認してください。

例えば下記のサンプル画像 (ネタ画像)だと、Network名から機密性の高そうな施設だと分かり、無線AP (Meraki MR)へアソシエーションしてる無線端末数から、人や無線LANバイス数の利用状況を推察できます。 その上で、夜間帯では毎日のようにアソシエーション数やトラフィックが減っているとすると、施設内の人員が寝静まっていて警備上の盲点になる時間帯があると侵入者は判断するかもしれません。

サンプル画像 (ネタ画像): 架空会社SampleCorp - 海洋資源極秘調査基地

関連ドキュメント

documentation.meraki.com