MerakiはFirmware Upgrade時に実行タイミングを指定できますが、時刻は対象Networkに紐付いているTIme Zoneの設定が参照されます。
対象NetworkのTime Zoneの設定に依存するため Schedule firmware change
の画面では (network local time)
と表現されています。
Time Zoneの設定箇所
Time Zoneの設定箇所は、メニュー: Network-wide > General
の Local time zone
にあります。
Network単位の設定になる点に留意してください。
Configuration Templateを使用していない場合は、全てのNetworkで明示的な設定が必要な項目になるため、設定漏れが発生しないように注意してください。
明示的な設定が漏れていた場合、Japan (UTC +9.0)
で指定したつもりが実は UTC (UTC +0.0)
になっていて、意図しないタイミングで再起動が走ってサービス断が発生するようなケースが想定されます。
具体例: スケジューリングとTime Zoneの関係性
仮にFirmware Upgradeの時刻を 11:00
と指定してスケジューリングした場合は、
対象NetworkのTime Zoneが
UTC (UTC +0.0)
であれば、11:00 UTC
の時刻で設定されます。対象NetworkのTime Zoneが
Japan (UTC +9.0)
であれば、11:00 JST
の時刻で設定されます。
グローバル企業でTime Zoneを全拠点で UTC (UTC +0.0)
に統一管理したいような場合は、日本在住の社員はUTCと日本時間との差異を意識するケースが想定されるので注意してください。
設定画面
Time Zoneが UTC (UTC +0.0)
と Japan (UTC +9.0)
のパターンで、Firmware Upgrade作業時のTime Zone関連の画面を参考情報として掲載します。
本手順のようにスケジューリングの前後でTime Zoneの関連情報を確認するようにしておくと、意図しないUpgradeタイミングを指定しまうリスクを低減できる可能性があります。
Time Zone: UTC (UTC +0.0) のパターン
Time Zoneの設定を確認しています。
UTC (UTC +0.0)
のパターンになっています。スケジューリングのタイミングを指定しています。
実際にスケジューリングされたタイミングを確認しています。
UTC
と表示されているのが確認できます。
Time Zone: Japan (UTC +9.0) のパターン
Time Zoneの設定を確認しています。
Japan (UTC +9.0)
のパターンになっています。スケジューリングのタイミングを指定しています。
実際にスケジューリングされたタイミングを確認しています。
JST
と表示されているのが確認できます。
情報源
Firmware Upgrade時のTime Zoneに関する情報は、下記のドキュメントに記載があります。
If I schedule an upgrade on my template network, when do the child networks upgrade?
When scheduling an upgrade on a template network, all child networks will upgrade at that time within their respective timezones. For example, if a template network is scheduled for an upgrade at 7PM, all child networks will upgrade at 7PM in their configured timezones.