概要
Meraki vMXはライセンスを所持していないとMeraki DashboardでvMXのデバイスを生成できません。 そして、vMXのデバイスが生成されてないと、仮想マシンのインスタンスの立ち上げ時に必要な認証トークン (vMX Authentication Token)を発行できません。
それにより、AzureやAWSのPublic Cloud基盤側で仮想マシンのインスタンス関連の先行構築が実質的に行えなくなります。
そのため、計画の立て方には注意してください。
参考程度に関連画面の説明をしていきます。2022年01月頃の検証時の情報になります。
vMXのデバイス追加ボタンの表示 (ライセンス所持の場合)
vMXのライセンスを所持していると、対象NetworkにvMXのデバイスを登録可能になります。
言い換えると、ライセンスがないとvMXのデバイスを追加できず、この後の認証トークンの発行もできません。
vMXの認証トークンの発行
認証トークンはvMXのデバイスの画面から発行します。 繰り返しになりますが、認証トークンを発行するにはvMXのデバイスが生成されている必要があり、そのvMXのデバイスの生成にはライセンスを所持していなければできません。
また注意点として、認証トークンの有効期限は1時間となります。
Meraki側とPublic Cloud側で作業者 (例: SIer)が分かれている場合は、認証トークンの有効期限が切れないように作業調整が必要になります。
Azureでの認証トークンの指定画面
Azureでは Meraki Authentication Token の設定項目で認証トークンを入力します。必須設定項目となっているため認証トークンの登録なしでは構築が行えません。
AWSでの認証トークンの指定画面
AWSでは User data の設定項目に入力します。
User data が無しでも仮想マシンのインスタンスの作成は進められてしまうため入力漏れには注意が必要です。
また、User data は仮想マシンの作成後での指定は不可能なようでした。
下記の画面は、仮想マシンの作成時に User data を未入力にした状態です。 User data の修正にインスタンスの停止が必要になるようですが、停止を行っても編集できないようでした。
下記の画面は、User data を事前に入力した場合です。認証トークンが受け付けられているのが確認できます。