Meraki MXはWAN1とWAN2のUplinkを用いて負荷分散やWANリンクの冗長性を持たせられます。
しかしながら、MXのローエンド モデルはUplinkとして物理的なWAN2のポートがないモデルがあります。
ですが、LAN側のポートの一部をWAN2として代替させる機能が存在します。
該当モデルがLAN側のポートをWAN2への代替機能を持っているか否かは、 MX Installation Guides より該当モデルのドキュメントを参照して確認してください。
例えば、筆者が所持しているMX67Wの場合は、下記のドキュメントの記述が該当します。
Setting up a Secondary WAN interface on the MX67
You can toggle the LAN2 port between LAN and Internet, through Local Status Page
実際の設定方法
Local Status PageとMeraki Dashboardからの2通りの設定方法があります。
検証時の情報
実際の設定画面のキャプチャを掲載します。なお、検証機器の情報は下記の通りです。
Model: MX67W
Version: MX 16.16
検証時期: 2022年03月頃
Local Status Page上でのWAN2の設定
Local Status Pageでは Configure
タブからWAN2の代替ポートの設定を行えます。
MX67Wの場合は Port 2
が WAN2 の代替ポートとして機能します。
Port 2
のRole に Internet
と LAN
が選択できるため WAN2 として代替するには Internet
を選択します。
Meraki Dashboard上でのWAN2の設定
メニュー:
Security & SD-WAN > Appliance
から該当のMXに移動して、Uplink
タブを開きます。Add another WAN port...
ボタンを押下するとポップアップ画面が表示されるため、Convert
ボタンを押下してLAN側ポートをWAN2の代替ポートにします。Uplink
タブにWAN 2
が表示されるのを確認します。