仮想アプライアンスのCatalyst 9800-CLはScaleに基いて選定すべきインスタンス サイズが異なってきます。 Catalyst 9800-CLは Small, Medium, Large の3種類のScaleがあり、Azure版ではScaleとインスタンス サイズ (Virtual machine size)をマッピングすると下記の表のようになります。
Scale | VM Size | 補足 |
---|---|---|
Small | F4s v2 | Standard_F4s_v2 - 4 vcpus, 8 GiB memory |
Medium | F8s v2 | Standard_F8s_v2 - 8 vcpus, 16 GiB memory |
Large / High | F16s v2 | Standard_F16s_v2 - 16 vcpus, 32 GiB memory |
備考: ドキュメント上だと Large と High と表記が混在しているようであったので併記しています。
情報源は下記のドキュメントになります。最新情報を適宜確認してください。
サイジング情報
Small, Medium, Large (High)の各Scaleに対応するサイジング情報に関しては下記ドキュメントの Key specifications
を参照してください。
特に選定に大きく関わる指標が、想定される無線LAN端末の接続数 (Maximum number of clients
) と、それらを収容するための無線AP数 (Maximum number of access points
) になります。
インスタンス サイズの選択画面
Catalyst 9800-CLにはVirtual Machine版とAzure Application版があるため、それぞれのインスタンス サイズの選択画面を参考のために記載します。
Virtual Machine版のインスタンス サイズの選択画面
補足ですが、筆者の環境ではVirtual Machine版の F16s v2 がQuotaの制限に引っかかっていてグレーアウトされていたので、Quotaを緩和する必要がありました。