認証装置であるSoliton NetAttest EPSのEPS-SX15のモデルを個人購入した際の参考情報を記載します。
NetAttest EPSの公式ドキュメントへのアクセスや、ファームウェアのダウンロードには保守契約が必要なため、中古ではなく意図的に新品で購入しております。
EPS-SX15本体は一般的なネットワーク機器の中では小型な部類になるため、サイズ感の参考に板ガムとの比較画像を掲載してみます。
目次
購入動機
NetAttest EPSはRADIUS, LDAP, CA (Certificate Authority)の3つのメイン機能があるアプライアンスであるため、 専用装置ならではの運用性が気になって購入しました。
その中でも特に気になったのはCAの機能です。 プライベートCAを構築する際のクライアント証明書の配布や運用管理のしやすさが気になっており、 アプライアンスならではの手軽さがどのようなものかを体験したい側面がありました。
また、筆者の検証環境は用途別で複数セットあるため、 RADIUS, LDAP, CAの機能を持つアプライアンスがあれば、 手軽に今必要な検証環境に組み込めるのではないかとも考えておりました。
購入先
個別見積もりを行うと費用がどの程度になるのか読みにくかった点と、 そもそも個人がNetAttest EPSの個別見積もりを依頼できる代理店に心当たりがなかったため、 取り扱い済みの通販サイトから購入する方針とし、筆者は秋葉電子から購入を行いました。
また、保守契約の申請書類には、会社情報の記載欄がありましたが、個人購入の旨を付け加える形で申請を行いました。
NetAttes EPSの本体
筆者は2020年度に、初年度の保守が含まれている本体を購入しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | EPSD-SX15-A-D050H2 |
| 品名 | ㈱ソリトンシステムズ NetAttest EPS-SX15 for SMB 50ユーザー版 初年度代替機先出しセンドバック年間サポートサービス付き |
| 支払合計 | 231,660 円 |
| 購入時期 | 2020年5月頃 |
購入時の通販サイトの製品リンクは下記になります。
㈱ソリトンシステムズNetAttest EPS-SX15 for SMB 50ユーザー版 初年度代替機先出しセンドバック年間サポートサービス付きEPSD-SX15-A-D050H2 - 秋葉電子
https://www.akbd.jp/?product=m-zln-epsdsx15ad050h2
NetAttest EPSの次年度保守
初年度の保守契約は本体購入時に含まれておりましたが、 次年度以降も保守契約を継続したい場合は、保守契約の更新が必要になります。 筆者は2021年度になってからメールで保守更新に関する連絡があり、 メールでそのまま保守更新のやり取りを行いました。そのため、次年度の保守の通販サイトの製品リンクは記載しておりません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | EPSD-SX15-A-D050-H2R |
| 品名 | ㈱ソリトンシステムズ NetAttest EPS-SX15 for SMB 50ユーザー版 代替機先出しセンドバック年間サポートサービス（次年度以降） |
| 支払合計 | 54,674 円 |
| 購入時期 | 2021年4月頃 |
サポート サイトのログイン
保守契約を行った際のサポート サイトのログイン アカウントは、メールで定期的に通知されます。 筆者の購入当初は、メールが通知されてくるまで時間があったためサポートへ問い合わせて入手しました。 メールで通知される仕様上、パスワード マネジャー (例: 1Password)を使っていても、 定期的にログイン情報の最新化が必要となるためご注意ください。
下記はサポート サイトで資料をダウンロードしようとした際に、 ログイン アカウントの情報が求められている画面の例です。
NetAttest EPS 特別モデル V4.10 アップデートパック10（V4.10.10） | 特別モデル | サポート | ソリトンシステムズ
https://www.soliton.co.jp/support/soliton/hardware/netattest_eps/special/v410x.html
最後に
筆者はNetAttest EPSの実務経験は特になかったので、仮に新品ではなく中古で購入してたら公式ドキュメントがダウンロードできずに、 各種機能の初期設定の段階で詰んでいた可能性があったと感じております。 そのため、少なくとも新品で購入したことに対しては後悔はないです。 しかしながら、保守契約の更新費用が個人には高めのため、どこまで保守契約を延長するかは迷いどころではあります。
