Meraki Dashboardでは任意の名称設定が可能な要素がありますが、Organization名とDevice名に関しては重複が可能になっております。 補足ですが、Network名に関しては重複が不可能でOrganization内で一意にする必要があります。
そのため、Meraki Dashboard APIを用いて自動化を試みる際は、名称指定で作業対象が重複してしまうケースに留意してください。
内部的には一意のID (id
)やSerial Number (serial
)で管理されていますが、ヒューマン リーダブルとは言い難いので適宜使い分けてください。
管理的な都合で名称重複が発生する例としては、同じ組織 (例: 架空会社SampleCorp)で本番環境 (Production Environment)や検証環境 (Lab Environment)を持っていて、環境差異をなくすためにOrganization名を統一しているケースが考えられます。
環境差異を無くすのは重要ではありますが、作業ミスでOrganizationを削除してしまうと復旧できなくなったりするので SampleCorp_Production
や SampleCorp_Lab
のような環境名称で区別する方法も検討してください。
また、ハードウェア障害による機器交換作業が発生した際に、新旧機器のDevice名が重複する可能性が考えられます。
例えば、障害時にRMA対応を待たずに予備機を急いで現地に追加設置してネットワーク品質低下の長期化を回避し。
トラブルシューティングのために障害機を残したままサポートとやり取りするケースもあるので、MR33_障害機
や MR33_予備機
のように適宜区別するような運用方法の検討も必要になるかもしれません。