筆者の検証環境のMeraki MRシリーズでUnable to fetch configuration
のアラートが表示されたので対応方法を記録しておきます。2021年08月27日頃の情報を元にしております。
Unable to fetch configuration
のメッセージのリンク先(下記のリンク)には、本事象へのトラブルシューティングの内容が記載されております。
Dashboard Alerts - Configuration Issues - Cisco Meraki の Outdated/unreachable configuration セクション
https://documentation.meraki.com/General_Administration/Cross-Platform_Content/Alerts_and_Notifications/Dashboard_Alerts_-_Configuration_Issues#Outdated.2Funreachable_configuration
Unable to fetch configuration
のアラートは、Meraki Dashboardで変更を行った際に、Merakiデバイスが設定をダウンロードできなかった場合に表示されます。
トラブルシューティングを行っても解決しなかった場合は、Cisco Meraki テクニカルサポートに問い合わせを行う必要があります。
不要な問い合わせが行われないように強調しますが、トラブルシューティングによる切り分けを行ってからCisco Meraki テクニカルサポートに問い合わせを行うようにします。
トラブルシューティング方法の原文は以下の通りです。
- Give the alert at least 5 minutes to go away naturally. In this time, check to see if any changes to the network are taking hold. For example, change the password on a wireless network and see if a phone can associate with the new password.
- Try rebooting the device. In some cases this can resolve a configuration fetch issue.
- If possible, try a different connection to the internet to rule out an upstream network problem.
筆者の補足表現も加えて、日本語で表現すると下記のようになります。
アラートが自然に消えるまで少なくとも5分はかかります。その際、Merakiデバイスが実際に設定を反映しているかを確認します。具体的な例としては、Meraki MRでWirelessのSSIDのパスワードの変更を行った際は、無線LANデバイスがその新たなパスワードで接続できるか確認します。
可能であれば、上流側(Upstream)のネットワークの問題を除外するために、別のネットワーク環境からInternetへ接続を試みます。
筆者の検証環境で発生した際には、Cisco Meraki テクニカルサポートに問い合わせて、Backend fixをPushして貰って解消しております。 また、Merakiの実案件を対応していた際にも、Backend fixのPushが行われないと解消しないパターンが、筆者の印象に残る程度には発生しておりました。 そのため、リリース作業の当日などに高頻度で発生してしまう場合は、即座に問い合わせできるように、切り分け手順や問い合わせ文面のテンプレートを用意するなどの対処案が考えられます。 なお、日本語の問い合わせは平日 日中帯(9:00 - 17:00)しか対応していないため、連日の深夜作業になるような場合は、予め英語で問い合わせを行う算段も必要となるかもしれません。 今回の筆者の場合は、Backend fixのPushの件を知っており、早めに解決を行いたかったので英語で問い合わせを行いました。 このような知見は実際の経験がないと得難いため、Merakiの導入を行う際のノウハウにもなり得ます。