Duo SecurityでVerified Duo Pushを有効化すると、Apple WatchのDuo Mobileアプリの通知時にも確認コードの入力が必要になります。 入力方法は手書き入力や音声入力に加えてwatchOS 9のSeries 7からはキーボード入力が可能になっています。
入力方法によってユーザービリティが異なるので、スクリーンショットを交えて入力方法を紹介します。
Apple Watchでのキーボード入力対応状況
Apple Watchでのキーボード入力はwatchOS 9のSeries 7からの対応になっています。 そのため、Series 6のような古いモデルではキーボード入力に対応していないので注意してください。
入力言語の追加。 Apple Watch Series 7およびApple Watch Series 8のQWERTYキーボードでは、さらに多くの言語が入力できます: フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、ポルトガル語、スペイン語。
筆者の場合は所持しているSeries 6のモデルがキーボード入力には対応していなかったので、ユーザービリティが向上するかを確認するためにSeries 8を購入しました。
確認コードの入力方式の比較
確認コードの手書き入力 (スクリブル / Scribble / 走り書き)
手書き入力は文字認識の精度が操作感に影響しやすいため、文字の認識ミスが発生しやすいとストレスが溜まる可能性があります。
筆者が手書き入力を試していた際は 1 が L, l, / などに認識されたので、似ている文字の入力の扱いが難しいと感じました。
確認コードの音声入力
音声入力は声による入力の都合上、周りにも声が漏れてしまうため周囲に人が居るオフィスなどでは快く思わない方もいらっしゃる方と思われます。
筆者が試した限りでは、数字は指定言語での発音が認識しやすいと思われます。 例えば 8 の場合は、英語なら Eight で、日本語なら八 (ハチ) が認識しやすいと感じました。
確認コードのキーボード入力
キーボード入力は言語選択で配列が変わります。
英語キーボードではQWERTY配列になります。数字キーの入力はPC用キーボードでのShift入力相当になります。テン キー (Numeric Keypad)の配列ではない点に留意してください。
日本語キーボードでは数字キーの入力であっても、日本語変換における変換の確定処理が必要になります。
筆者の所感
Apple Watchでの数字入力はパスワード画面での操作が多くなるため、筆者の所感ではUIが近しい「キーボード入力且つ言語選択: 日本語」が取っつきやすいと感じました。
しかしながら、パスワード入力画面とキーの大きさが異なり、日本語変換の確定操作も必要と操作感の違いがあるため、数字入力時の比較画像を掲載しておきます。
検証時の情報
検証時の環境情報をまとめます。
Apple Watch Series 6
Size: 44mm
watchOS Version: 9.3.1 (20S664)
Apple Watch Series 8
Size: 45mm
watchOS Version: 9.2 (20S361)
iPhone & Duo Mobile
補足情報
筆者は確認コード入力の使用感を確認するためにVerified Duo Pushを何度も試行していました。 その際に正しい確認コードの送信をせずにタイムアウトが発生 (No response)していて Dined となり、Locked Out されたケースがあったので検証時は留意してください。